2018年2月2日金曜日

【音楽ネタ】山下達郎「高気圧ガール」の謎


かなり久しぶりに音楽ネタ。

40〜50代の人であれば、山下達郎の「高気圧ガール」を聴いた事が無い人は少ないでしょう。



アカペラとパーカションだけをバックに8小節のアルトサックスソロから始まる曲。その後もヴォーカルに絡みまくるアルトサックスが印象的な曲。

しかし、この曲の演奏者クレジットをみてみると、何故かアルトサックスの表記がありません。





この曲がアルバム「TREASURES」に収録された際には、(当初は謎だった)「高気圧のため息」が竹内まりやのものである事が公開されましたが、その際も、また、その後に発売されたベストアルバム「OPUS」に収録された時もアルトサックスの表記はありません。

さて、このアルトサックスの演奏者ですが、その音色とフレーズからして、長年、山下達郎のレコーディングに参加し、またツァーメンバーでもあった「土岐英史」で間違いないでしょう。

私の様に、一時フュージョンにハマっていた人なら、チキンシャック、松岡直也グループ、堀井勝美プロジェクトでお馴染み。最近の人なら、「土岐麻子のお父さん」と言った方がいいかも?


さて、他の山下達郎の曲をみてみましょう。

大ヒット曲「Ride On Time」でも、中盤でアルトサックスソロが聴けますが、クレジットには「土岐英史」の記載があります。



ギターのカッティングから始まり、ホーンセクションが入ってくる「SPARKLE」でも、アルトサックスソロがありますが、もちろん記載あり。


では、東山紀之が軽快な踊りを披露していたミュージックビデオもある「LOVELAND,ISLAND」はどうかというと、やはり記載があります。


レコード会社との契約関係で、クレジット表記がされない事があるのは知っているのですが、そんな事情なのでしょうか?


謎です。